マレーシア留学を考えているなら、留学費用は気になるところ。
マレーシアは物価が日本の3分の1程度と言われていますが、留学にかかる費用はどれくらいなのでしょうか。
当記事では、留学に使う費用の相場を紹介した後に、留学する期間別に留学費用を解説していますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
【結論】マレーシアは安くておすすめの留学先
留学といえば、欧米諸国が人気ですが、元々の留学費用が高いことに加え、昨今の円安も影響し、多くの学生にはハードルが高いものとなっています。
一方、マレーシア留学は質の高い教育を安い価格で受けられることで、近年人気になっています。授業料が安く、物価も低いため、生活費も安く抑えられることでトータルの留学費用が安くなるため、非常におすすめな留学先なのです。
以下では、マレーシアの留学費用がどれくらいか、お伝えします。
授業料が安い
欧米諸国の大学に留学する場面を考えると、授業料だけでも数百万円が必要な場合が多いです。
しかし、マレーシア留学の費用に目を向けると、授業料は一年間で数十万円程度と非常にリーズナブルです。
具体的には、多くの場合で日本の大学よりも50%以上安い場合があります。これは国内学生だけでなく、国際学生にも適用される料金であり、質の高い教育を非常に手ごろな価格で受けられるというメリットがあります。
物価が安く生活費が安い
マレーシア留学の費用を抑える一つの要素として、物価の安さも挙げられます。食費、交通費、その他の生活必需品は日本や欧米と比較すると非常にリーズナブル。
例えば、マレーシアでの食事は、ローカルレストランだと300円以内で楽しむことができます。また、公共交通も非常に安く、都市部でバスや電車を利用する場合も一回の移動費が100円以下となります。これらの要素が合計されると、生活費全体が大幅に抑えられます。
飛行機が安い
日本からマレーシアまでの飛行機のチケット価格も、マレーシア留学の費用を抑える要素として重要です。格安航空会社を利用することで、日本からマレーシアまで安い時期だと約4万円で渡航することができ、高い時期でも格安航空(LCC)なら7万円以内で往復可能です。
特に早めにチケットを購入したり、セール期間を狙うと、さらに安くチケットを手に入れることができます。これによって、往復の飛行機代も大幅に抑えられ、マレーシア留学費用のコストダウンが期待できます。
住居費が安い
最後に、住居費もマレーシア留学の費用を抑える大きなポイントです。日本のように家賃が高い都市は少なく、マレーシアの大都市でも中心地でなければ、月額3万円からアパートや寮に住むことができます。
さらに、マレーシアではシェアハウスや学生寮を利用することで、住居費はさらに抑えられます。これにより、生活に必要な基本的な留学費用が大幅に削減され、より多くの経験を積むための予算を確保することができます。
期間別比較|マレーシア留学にかかる費用は?
マレーシア留学の費用は留学期間によって変わります。ここでは短期の語学留学から長期の大学留学まで、それぞれの期間での費用を比較してみましょう。
期間 | 費用 |
1ヶ月 | 約24.5万円 |
3ヶ月 | 約58万円 |
6ヶ月 | 約125万円 |
1年 | 約228万円 |
大学留学の場合(私立で1年間) | 約174万円 |
以下で期間の詳細を説明します。
1ヶ月間の語学留学の場合
1ヶ月のマレーシア留学の場合、費用は約24.5万円です。
項目 | 費用 |
授業料 | 約8万円 |
家賃 | 約5万円 |
生活費 | 約4万円 |
飛行機代 | 約6万円 |
保険 | 約1.5万円 |
合計 | 約24.5万円 |
授業料が8万円程度で、生活費が食費を合わせても4万円以下程度です。
1ヶ月のマレーシア留学の場合、ビザが必要ないため、飛行機台を合わせても25万円程度で留学できます。
3ヶ月間の語学留学の場合
3ヶ月のマレーシア留学の費用は約58万円です。
項目 | 費用 |
授業料 | 約20万円 |
家賃 | 15万円 |
生活費 | 12万円 |
飛行機代 | 6万円 |
保険 | 4.5万円 |
合計 | 約58万円 |
ちょうど3ヶ月の場合は学生ビザが必要ないため、航空券以外の1ヶ月留学費用を3倍する計算になります。
6ヶ月間の語学留学の場合
6ヶ月のマレーシア留学では留学費用の金額が約125万円です。
項目 | 費用 |
授業料 | 約50万円 |
家賃 | 約30万円 |
生活費 | 約24万円 |
飛行機代 | 約6万円 |
保険 | 約9万円 |
学生ビザ | 約6万円 |
合計 | 125万円 |
6ヶ月の滞在の場合は、学生ビザが必要になるため、その分費用が上がりますが、授業料が長期の申し込みで割安になります。
1年間の語学留学の場合
1年のマレーシア留学の場合、留学費用は約228万円。
項目 | 費用 |
授業料 | 約90万円 |
家賃 | 約60万円 |
生活費 | 約48万円 |
飛行機代 | 約6万円 |
保険 | 約18万円 |
学生ビザ | 約6万円 |
合計 | 約228万円 |
家賃や生活費は1ヶ月分に12ヶ月を掛けた費用になりますが、学費が長期で申し込むと割安になるため、合計で半年分の2倍である250万を下回る留学費用となります。
2年以上!大学留学の場合
項目 | 費用 |
授業料 | 約80万円(公立の場合約30万円) |
家賃 | 約24万円 |
生活費 | 約48万円 |
飛行機代 | 約6万円 |
出願料&ビザ申請料&医療保険&入学金 | 約16万円 |
年間合計 | 174万円 |
マレーシアの大学は私立の場合が授業料年間約80万円。公立だと年間約30万円です。
また、語学学校と違って、大学の学生寮が使えるため、家賃は月に2万円程度。語学留学と違うのは出願料などがあることですが、ビザ申請料や医療保険、入学金と合わせても約16万円となり、合計で180万円未満と費用を抑えながら留学することができます。
内訳で比較|マレーシア留学費用相場は?
先程、マレーシア留学の費用を期間別に解説しましたが、続いてはその内訳と相場を見ていければと思います。授業料だけでなく、生活費や通信費、さらには学生ビザ費用も重要な要素となりますので、ぜひチェックしてみてください。
マレーシア留学の授業料
授業料は留学費用の中で最も大きな部分を占めることが多いです。マレーシアの場合、その授業料が非常に手頃なのが大きな魅力です。
大学の場合は年間の授業料が私立で約80万円、公立で約30万円と、アメリカやイギリス、日本といった国々と比較すると格段に安価です。また、大学や専攻によっては更に低価格なオプションも存在します。例えば、一般的な文系の学部よりも医学部や工学部が高い傾向にありますが、それでも他国と比べてコストパフォーマンスは高いです。さらに、多くの大学では分割払いや奨学金制度も充実しているので、負担を減らす方法も多いです。
語学学校の場合、1ヶ月間の費用は約8万円が相場。
授業料の他に教材費や入学金がかかる他、マレーシア人以外の生徒の場合は、パーソナルボンドというデポジットを先に支払う必要があり、合計すると費用相場として1ヶ月約8~10万円程度になります。
マレーシア留学の生活費
マレーシア留学にかかる生活費は家賃と食費、交通費、娯楽代が入ります。マレーシアは上記の費用が非常に安いので、一般的に、月々の生活費を家賃を入れても10万円程度と考えていれば問題ありません。
家賃の相場はシェアハウスで2万円程度、一人部屋は3万円から、少し贅沢をしてコンドミニアムに住んだとしても5~7万円程度となります。
また、食費はローカルのマーケットや安価なレストランを利用することで、一食100~300円と非常に低く抑えることが可能です。
マレーシア留学の通信費
マレーシアでの通信費も、日本や欧米と比べて非常に安いです。基本的なモバイルプランで月約1,000円程度。
基本的に滞在先と学校ではWi-Fiが無料で提供されているため、通信に困ることはないでしょう。
マレーシア留学の学生ビザ費用
3ヶ月以上の滞在で必要となるのが学生ビザです。マレーシアの学生ビザの申請費用は通常6円程度となります。
学生ビザは学費に入っている場合もありますが、学費とは別で支払うケースもあり、学校によって様々です。
国別で比較|マレーシア留学費用を欧米やフィリピンと比較
ここまで、マレーシアの留学費用を期間別、内訳と相場に分けて解説しましたが、マレーシアの留学費用が高いか安いかは他の国と比較して初めてわかるものです。
ここでは、近年格安の留学先として人気のフィリピンに加え、英語を学ぶ留学先として人気の欧米主要国(アメリカ、イギリス、オーストラリア)を比較しました。
このようにマレーシア留学の費用を他の国の留学費用と比較すると、その安さがお分かりいただけるのではないでしょうか?
マレーシア留学費用はフィリピンよりも約20%安く、欧米と比較すると二分の一から三分の一となることがお分かりいただけます。
マレーシア留学費用を抑える3つのコツ
マレーシアはすでに費用面で優れた選択肢であると説明しましたが、さらに費用を抑える方法もあります。以下にその3つのコツを詳しく解説します。
大学留学の場合は奨学金を活用する
マレーシアの大学は多くの奨学金プログラムを提供しています。高校時代の成績によって支給が決められ、大学によって年間25%~45%程度学費を安くすることが可能です。
奨学金の種類や条件は大学によって異なるため、事前にしっかりとリサーチを行うことが重要です。また、日本の奨学金制度や企業が提供する奨学金にも応募することで、さらに多くの費用を節約するチャンスがあります。
インターンシップでお金を稼ぎながら学ぶ
マレーシアには、インターンシッププログラムを提供している会社があります。
これに参加することで、学費を一部補填することが可能です。また、インターンシップは就職活動にも有利な経験となるため、二重のメリットがあると言えるでしょう。
特に、マレーシアは多国籍企業が多く進出しているため、インターンシップ先での経験は将来の国際的なキャリアにも役立つでしょう。
エージェントを通して申込を行う
留学エージェントを利用すると、最適な留学プランを提案してもらえるだけでなく、多くの場合、特別な割引や補助金が受けられます。ただし、エージェントによっては手数料がかかる場合もあるので、その点を事前に確認することが重要です。
マレーシア留学のメリットは安いだけじゃない!
マレーシア留学の大きな魅力は費用面での優れたコストパフォーマンスですが、その他にも多くのメリットがあります。以下でいくつか詳しくご紹介します。
多民族国家で英語が準公用語
マレーシアは多民族国家であり、マレー人、中国人、インド人などが多文化共生を果たしています。この多様性は言語にも影響を与え、英語はマレー語と並ぶ準公用語として広く用いられています。この環境は、英語の実践力を身につけたい学生にとっては絶好の機会です。
特に、地元の人々と日常的にコミュニケーションを取ることで、英語だけでなく異文化コミュニケーションのスキルも向上します。
多様な食文化で飽きない
マレーシアの食文化は、多民族の影響を受けて非常に多様性があります。マレーシア料理は、マレー料理、中国料理、インド料理などが融合した独特の料理が多く、そのどれもが手軽に楽しめます。
食事が美味しいという点は、食文化が豊かな日本で育った方にとっては、重要な要素の一つではないでしょうか。
食に関するストレスがないと、勉強に集中することができるのもメリットの1つです。
欧米の大学に編入可能
マレーシアの大学は、特に英国と教育制度が類似しているため、編入学が比較的容易です。多くのマレーシアの大学が英国やアメリカの大学と提携を結んでおり、単位も移行可能です。
このような制度を利用することで、マレーシアでの学費を節約しながらも、将来的には欧米の一流大学で学位を取ることも夢ではありません。
治安がいい
マレーシアは治安が比較的良好で、特に都市部では犯罪率も低いとされています。多くの大学や学生寮は、24時間体制の警備やカメラの設置など、安全対策がしっかりと施されています。
これは、親や保護者も安心して子どもを留学させられる大きなポイントとなります。
日本から近く時差がない
マレーシアまでの飛行時間は約7時間、時差も1時間程度しかありません。距離と時差が少ないので、家族や友人とのコミュニケーションが簡単に取れます。
日本から近い距離と少ない時差は、マレーシア留学が初めての人、特に「海外での生活に不安を感じる」という人にとっては、心強いメリットとなります。
中国語を学べる
マレーシアは多民族国家であり、マレー人の他にも大きな中国人コミュニティが存在します。このため、マレーシアでは英語とマレー語だけでなく、中国語(主に広東語や福建語、そして普通話)も広く話されています。特に、商業地区や大学キャンパスなどでは、中国語の看板や会話を頻繁に耳にすることがあるでしょう。
つまり、中国語を学ぶ環境としても、マレーシアは非常に優れているのです。マレーシアでは多くの語学学校や大学が中国語コースを提供しており、現地の中国人コミュニティと交流しながら実践的なスキルを身につけることができます。また、マレーシア留学は他の英語圏の国々と比較して費用が低いため、英語と同時に中国語も学ぶ、という贅沢な選択が可能です。
マレーシア留学費用に関してまとめ
当記事では、マレーシア留学の費用に関して解説してきましたが、いかがでしたか。
マレーシアは格安で留学ができるだけではなく、他の国にはない様々なメリットがあります。ぜひ、留学先の選択肢の1つにしてくださいね。
また、私たちは「人生を変える留学」をモットーに、安価で満足度が高い留学サポートをしています。マレーシア留学に興味がある方はもちろん、どこに行くかは迷っているけど、話を聞いて欲しい方も、まずは無料相談していただければと思います。
それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました。