マレーシアで英語力は本当に伸びるのか?【最新版】

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2025年EF EPIでマレーシアはアジア1位に。
「マングリッシュ」と呼ばれる訛りの英語、本当に英語力は伸びるのか?
現地で取材した最新情報をもとに、マレーシア英語留学の真実を解説します。

「マレーシアで英語留学するって、本当に英語力伸びるの?」「マングリッシュって聞くけど、変な英語にならない?」「フィリピンやアメリカの方が良くない?」——マレーシア留学を検討する際、必ず出てくるのが英語力に関する疑問です。

結論から言うと、マレーシアでの英語学習は、適切に環境を活用すれば確実に英語力を伸ばせる留学先です。実際に2025年版のEF EPI(英語能力指数)でマレーシアはアジア1位を獲得しています。本記事では、この最新データを踏まえて、マレーシアで英語が本当に伸びるのか、どう学べば最大効率で伸ばせるのかを、現地で取材した情報をもとに完全解説します。

📌 この記事でわかること

  • 2025年版EF EPIでマレーシアがアジア1位になった事実
  • マレーシア人の英語力が高い歴史的・制度的背景
  • 英語が通じる場面・通じない場面の実態
  • 「マングリッシュ」の正体と、留学への影響
  • マレーシアで英語力を最大化する5つの戦略
  • マレーシア英語留学が向いている人・向いていない人

【最新】マレーシアの英語力はアジア1位

マレーシア人の英語力について、最もよく参照される国際指標がEF EPI(EF English Proficiency Index)です。これは、世界123カ国・地域の220万人以上の英語テスト結果をもとに、各国の英語力をランキング化したものです。

💡 2025年版EF EPI:マレーシアがアジア1位に

2025年11月発表の最新EF EPIで、マレーシアはアジア1位、世界24位(スコア581)を獲得しました。前年からスコアを15ポイント上昇させ、世界ランキングも2つ順位を上げています。これは英語を公用語としない国の中での順位で、「High Proficiency(高英語力)」カテゴリに分類されています。

2025年版EF EPIにおけるアジア主要国・地域の順位を見てみましょう。

アジア順位国・地域EF EPIスコア世界順位
1位マレーシア58124位
2位フィリピン57328位
3位香港(中程度)
日本(低程度)

注目すべきは、マレーシアがあのフィリピンを抜いてアジア1位になったことです。長年「アジアの英語留学先=フィリピン」というイメージが定着していましたが、客観的な指標ではマレーシアの英語環境のほうが優れている可能性が示唆されています。

⚠️ 指標を読む際の注意

EF EPIは「任意で受験した人々」のスコアをもとにしているため、国民全体の英語力を完全に反映する数字ではありません。とはいえ、複数年にわたり高位を保ち、しかも上昇トレンドにあるマレーシアは、客観的にも英語力の高い国だと結論づけて問題ないでしょう。

なぜマレーシア人の英語力が高いのか

マレーシアの公用語はマレー語ですが、英語は事実上の準公用語として機能しています。これには3つの歴史的・制度的背景があります。

01

かつて英国の植民地だった歴史

マレーシアは1957年に独立するまで英国の植民地で、独立後も1967年まで英語が公用語でした。この期間の制度・教育・行政システムが英語で整備された影響は今も色濃く残っており、政府文書・法律・看板の多くが英語併記です。

02

多民族国家の共通語としての英語

マレーシアはマレー系・華人系・インド系が共生する多民族国家。各民族間の共通語として英語が機能しています。家庭ではマレー語・中国語・タミル語を使い、学校・職場では英語、というスタイルが一般的。結果として、マレーシア人の多くが英語を含む2〜3言語を操るマルチリンガルです。

03

学校教育での英語必修

マレーシアの公教育では英語が必修科目。さらに大学では授業の多くが英語で行われ、私立大学やインター校では完全英語環境です。マレーシア人は子どもの頃から英語に触れる時間が長く、自然と運用能力が高くなります。

マレーシアで英語が通じる場面・通じない場面

「マレーシアではどこでも英語が通じる」と思って渡航すると、地域や場面によって違いがあることに気づきます。実態を整理しましょう。

💡 英語が通じる場面

  • 大都市の病院・クリニック:クアラルンプール、ペナン、ジョホールバルなど
  • 主要ショッピングモール・ブランドショップ:Pavilion、Suria KLCC、Mid Valleyなど
  • ホテル・観光施設:外国人観光客対応
  • 大学・インターナショナルスクール:学生・教員ともに英語が標準
  • 銀行・大手企業のオフィス:ビジネス言語として英語

⚠️ 英語が通じにくい場面

  • 地方都市・郊外の小さな店:マレー語や中国語が中心
  • 屋台・伝統市場(パサール):地元の人が集まる場所
  • タクシー・配車サービスの一部:運転手によって英語力にばらつき
  • 地方の地元向け病院:大都市以外

英語で聞いても、別の言語で返されることも

マレーシア独特の現象として、「英語で質問しても、相手が中国語やマレー語で返してくる」場面があります。これは相手が自分の母国語のほうが快適だと感じるため。相手は質問は理解しているけれど、答えは自分の言葉で、というパターンです。最初は戸惑いますが、これも多言語国家マレーシアの面白さの一部です。

「マングリッシュ」とは何か?

マレーシア英語を語るうえで避けて通れないのが、独特のマレーシア訛り英語「マングリッシュ(Manglish)」です。

マングリッシュの特徴

マングリッシュは、マレーシアの多文化背景に根ざしたユニークな英語形態。マレー人・中国人・インド人の言語と文化が混ざり合い、それぞれの言語要素を取り入れた英語になっています。

最も象徴的な特徴は語尾に「lah」をつけること。「OK lah」「Don’t worry lah」のように、文の最後に「lah」が加わります。これは感情や強調を表す働きを持つ、マレーシア独特の表現です。

マングリッシュの例

マングリッシュ標準英語意味
“Can or not?”Is that possible?それ可能?
“Already or not?”Are you done?もう終わった?
“You want to makan?”Do you want to eat?食べに行く?(makan=食べる)
“Don’t like that lah.”Don’t do that.そうしないで
“Where got?”Where is it?どこにあるの?
“She very pandai one.”She is very smart.彼女はとても賢い(pandai=賢い)
“Tomorrow I on leave.”I’m taking a leave tomorrow.明日休暇取ります
“This one how much?”How much is this?これいくら?

マングリッシュは「変な英語」ではない

マングリッシュを聞いて「これは間違った英語では?」と感じる方も多いですが、マングリッシュは「変な英語」ではなく、マレーシアで発展した英語の地域変種です。

これは、イギリスで生まれた英語が、違う発音や表現としてアメリカ・オーストラリア・インドなどで発展したのと同じ現象。シンガポール英語(シングリッシュ)、インド英語、フィリピン英語と同様に、マングリッシュもひとつの「世界英語(World Englishes)」の形です。

💡 マレーシア人はマングリッシュと標準英語を使い分ける

重要な点は、マレーシア人は「家庭・友人とのカジュアルな会話ではマングリッシュ、ビジネス・公式の場では標準英語」と使い分けていることです。つまり、留学生がビジネスシーンや学術環境に身を置けば、標準英語に触れる機会は十分にあります。大学の授業や教員はクリアな国際英語を使うので、学業に支障はありません。

マレーシアで英語力は本当に伸びるのか?

ここからが本題です。マレーシアで英語留学した場合、本当に英語力は伸びるのでしょうか?

💡 結論:伸びるが、戦略が重要

マレーシアでの英語学習は確実に英語力を伸ばせますが、ただ滞在するだけでは十分に伸びないリスクもあります。重要なのは、マレーシアならではの環境を意識的に活用する戦略を持つこと。以下で具体的に解説します。

マレーシアで英語力を最大化する5つの戦略

01

質の高い英語学校・大学を選ぶ

マレーシアには国際認定を受けた語学学校・大学が多数あります。授業を「標準国際英語」で行う質の高い機関を選ぶことが、最初のステップ。マングリッシュの影響を受けず、グローバルに通用する英語を学べる環境を選びましょう。詳しくは語学学校トップページもご覧ください。

02

多国籍環境を積極的に活用する

マレーシアの大学・語学学校は世界中からの留学生が集まる多国籍環境。インド人・中東出身者・中国人・アフリカ人・欧米人と日常的に交流できます。これは「ネイティブ英語」ではなく「国際英語(International English)」を学べる絶好の機会。グローバルキャリアを目指すなら、ネイティブ英語より実用的なスキルです。

03

日本人コミュニティと距離を取る

マレーシアは日本人留学生が比較的少ない留学先(欧米・フィリピンと比較して)。「日本人同士で群れる」誘惑が少ない環境が自動的に整います。これを活かして、意識的に日本人以外の友人と過ごす時間を増やしましょう。Whatsappグループやスタディグループも多国籍メンバーで構成するのがおすすめです。

04

マングリッシュは「リスニング教材」と捉える

マングリッシュは「自分が話すべき英語」ではなく、「多様な英語アクセントを聞き分けるトレーニング教材」として捉えましょう。世界には様々な英語アクセントがあり、グローバルビジネスでネイティブ英語だけ話せても通用しません。マングリッシュに慣れることで、非ネイティブ英語の聞き取り能力が大幅に向上します。これは欧米留学では得られないユニークな価値です。

05

IELTS等の試験で客観的に進歩を測る

「英語が伸びた気がする」では成長を測れません。IELTSを定期的に受験して客観的なスコアで進歩を確認しましょう。マレーシアの語学学校はIELTS対策コースが充実しており、現地で受験することもできます。詳しくはマレーシア留学に必要な英語力もご覧ください。

マレーシア英語留学のコストパフォーマンス

英語力が伸びる環境であることが分かったところで、もうひとつの重要要素「費用」を確認しましょう。

留学先1ヶ月の費用目安備考
マレーシア20〜30万円多国籍環境+英中バイリンガル
フィリピン15〜25万円マンツーマンレッスンが充実
アメリカ40〜70万円ネイティブ環境、生活費高
カナダ35〜55万円ネイティブ環境、寒い気候
オーストラリア40〜60万円ネイティブ環境、温暖
イギリス45〜70万円ネイティブ環境、伝統的

マレーシアは欧米の半分以下のコストで英語留学が可能。長期留学になればなるほど、この差は決定的になります。1年留学で見ると、マレーシアは欧米より200〜400万円の節約になります。

詳しい費用内訳はマレーシア語学留学の費用を期間別に解説をご覧ください。

マレーシア英語留学が向いている人・向いていない人

✓ マレーシア英語留学が向いている人

  • コストを抑えて長期で英語学習したい人:6ヶ月〜1年以上の留学を考えている方
  • グローバルキャリアを目指す人:多国籍環境での実践的英語が必要な方
  • 英語+中国語を同時に学びたい人:トリリンガル人材を目指す方
  • 多文化体験を求める人:多民族・多宗教共生の社会に興味がある方
  • 大学進学・大学院も視野に入れている人:語学留学→正規留学のパスを描ける
  • 暑い気候が苦にならない人:熱帯気候を楽しめる方

△ マレーシア英語留学があまり向かない人

  • ネイティブスピーカーの英語にこだわる人:アメリカ英語・イギリス英語のアクセントを完全に身につけたい方
  • 欧米での生活そのものに憧れがある人:留学体験そのものを欧米でしたい方
  • 衛生環境を非常に気にする人:屋台・ローカル食堂を避けたい方(ただし都市部の衛生水準は十分高い)
  • 四季のある気候を必要とする人:熱帯気候が苦手な方

ただし、これらの「向いていない人」も、目的・予算・期間によってはマレーシア留学が良い選択肢になることもあります。一度個別相談で整理してみるのがおすすめです。

マレーシア英語留学の戦略的活用法

マレーシアの英語留学は、単独で完結する必要はありません。戦略的に他の留学と組み合わせることで、効果を最大化できます。

パターン1:マレーシア → 欧米トランスファー

コストを抑えて欧米学位を取得

マレーシアの大学(分校系)で1〜2年学び、欧米本校に編入するパス。例えばMonash Malaysia → Monashオーストラリア本校。本校4年通学(2,500万円)より、マレーシア2年+本校2年(1,800万円)のほうが圧倒的に安く同じ学位が取れます。詳しくは大学留学のメリット・デメリットをご覧ください。

パターン2:マレーシア短期 → IELTSスコア取得 → 欧米進学

前準備としてのマレーシア

欧米大学進学を最終目標としつつ、マレーシアで3〜6ヶ月の英語集中プログラムを受けてIELTSスコアを取得するルート。日本で半年学ぶより、英語環境で集中する方が効率が良く、費用も抑えられます。

パターン3:英語+中国語のダブル戦略

マレーシアならではの強み

マレーシアは華人コミュニティが大きく、英語と中国語の両方を実用レベルで学べる希少な国。詳しくはマレーシアで英語と中国語を同時に学ぶ方法をご覧ください。ASEAN市場・中華圏で活躍したい方には最強の戦略です。

よくある質問

Q. マレーシアで学ぶとマングリッシュが移ってしまわないですか?

語学学校・大学の授業は標準英語で行われるため、教育環境でマングリッシュが身につくことはありません。日常会話で接するマングリッシュは「他のアクセントを聞き取るトレーニング」として捉えればOK。意識的に標準英語で話す習慣を続ければ、マングリッシュが口癖になることもありません。

Q. ネイティブ英語の発音を身につけたいなら、やはり欧米留学が良いですか?

「ネイティブ発音」を最優先するなら、欧米留学の方が適しています。ただし、ビジネス現場ではネイティブ英語以上に「国際英語(non-native English)」を理解する能力が重要な場面が増えています。グローバルキャリアを目指すなら、マレーシアの多国籍環境はむしろ実用的です。

Q. マレーシアの英語学校で日本人が多いと英語が伸びないのでは?

マレーシアの語学学校は日本人比率が10%以下のところが多く、欧米・フィリピンよりも日本人が少ない環境です。意識的に多国籍の友人を作れば、日本人同士で群れるリスクは非常に低いと言えます。

Q. 短期(1〜3ヶ月)でも効果がありますか?

はい、効果はあります。ただし「英語が話せるようになる」を目指すなら6ヶ月以上が現実的。短期(1〜3ヶ月)は、英語環境への慣れ、リスニング力の向上、学習習慣の確立に効果的です。長期留学の前のお試しとしても理想的な期間です。

Q. 留学前にどれくらいの英語力が必要ですか?

初心者レベル(英検4〜3級、IELTS 4.0前後)からでも開始可能。語学学校はレベル別クラス分けを行うので、自分のレベルに合った授業を受けられます。完全初心者からスタートして1年で IELTS 5.5〜6.0に到達する例も多数あります。

Q. マレーシア留学のあと、欧米に編入できますか?

はい、マレーシアの分校系大学から本校(欧米)への編入プログラムが複数あります。Monashマレーシア → Monashオーストラリア本校など。最終学位は本校発行で、本校での学費を一部のみで済ませられる「コスパハイブリッド戦略」が組めます。

まとめ:マレーシアは「アジア最強の英語留学先」になりつつある

2025年版EF EPIでアジア1位、世界24位のスコアを獲得したマレーシアは、もはや「コスパで選ぶ留学先」ではありません。客観的指標で見てもアジアで最も英語力が高い国であり、英語学習環境としても優れた選択肢です。

✓ マレーシア英語留学の本質的な価値

  • 客観的にアジア1位の英語環境(2025年EF EPI)
  • 欧米の半分以下の費用で英語を学べる
  • 多国籍環境で国際英語が身につく
  • 英語+中国語のダブル戦略が組める
  • 大学進学・大学院へのスムーズな移行が可能
  • マングリッシュは多様な英語アクセントへの慣れとして活用可能

「ネイティブ英語の発音」ではなく「世界中の人と通じる実用英語」を身につけたい方、欧米留学のコストに躊躇している方、英語+αの戦略を組みたい方には、マレーシア英語留学は最強の選択肢のひとつです。

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